東海地方の大手自動車工場内における、エアカーテンフィンの洗浄例を紹介します。 エアカーテンフィンの問題点 ①エアカーテンは建屋出入口開口上部から空気を下に向けて吹き出し、外気と内気の交流を遮断する 装置です。この工場では、夏場はファンのみでの送風ですが、冬場は吸気口から取り込まれた空気を フィンを介しボイラ温水で温めて吹き出します。 ② エアカーテンは使用するにつれ、空気中のチリやホコリ、環境粉塵などが吸気口に堆積、通風が 悪くなると共に、吹き出し風量が低下してしまいます。そうなると外気と内気の遮断能力も低下、 外気の汚れが工場内に入り込んで製品に付着したり、外気の侵入により空調の効率が低下し、無駄な 空調費用がかさむ懸念が有りました。 |
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上:エアカーテン全景(地上5.5mの高さに3台設置) 下:フィン表面に堆積したホコリ (通風悪化の原因) |
①周囲の養生及びKY、各種標示等全ての安全措置を講じ、有資格者が高所作業車を操作し作業を行います。 まずはフィン表面に堆積した粉塵を掃除機で吸い取ります。 |
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②次にシャイニーサイドLOでフィン表面を洗浄、その後リンスNを用いて中和を行います。 水洗後はpH試験紙でフィン表面が中和されたことを確認します。 |